ノートパソコンの異音、放置は危険!CPU冷却ファン故障の影響とは?
先日、ノートパソコンの修理を行いました。お客様から「最近、ノートパソコンから異音がする」というご相談があり、確認したところ、CPU冷却ファンの軸がぐらついていることが判明しました。原因はファンの経年劣化であり、速やかに交換対応を実施しました。


CPU冷却ファンが故障するとどうなる?
冷却ファンが正常に動作しないと、パソコン内部の温度が上昇し、以下のような問題が発生する可能性があります。
・動作が極端に遅くなる
CPUは高温になると性能を抑える「サーマルスロットリング」という動作を行い、処理速度が低下します。その結果、通常よりも動作が遅くなり、アプリケーションの起動や操作が重く感じられます。
・突然シャットダウンやフリーズが発生
一定以上の温度になると、パソコンは自動的にシャットダウンして過熱による損傷を防ごうとします。また、熱暴走が原因でシステムがフリーズすることもあります。
・内部部品の損傷
高温状態が続くと、CPUやGPU、マザーボードの電子部品がダメージを受け、最悪の場合、パソコン自体が故障してしまいます。これにより、高額な修理や買い替えが必要になることもあります。
異音を感じたら早めの点検を!
ノートパソコンから普段とは違う音(ガラガラ、カラカラ、異常なファンの回転音など)が聞こえたら、すぐに点検を行うことをおすすめします。放置すると、より深刻なトラブルにつながる可能性があります。
※当社では、冷却ファンの交換を含む各種修理を承っております。パソコンの異常を感じたら、お気軽にご相談ください!